はじめに
「運動が体に良いことはわかっているけれど、なかなか続かない…」そんな声をよく聞きます。
実はテニスには、科学的に裏付けられた“健康寿命を延ばす効果”があることをご存じでしょうか?
2016年の国際的な研究や、2018年デンマークでの長期追跡研究では、テニスをしている人は寿命が平均で約10年長いという驚きの結果も出ています。
今回は、テニスと健康寿命の関係をわかりやすくご紹介します。
テニスはなぜ健康寿命に効果があるのか?
① 全身をバランスよく鍛えられる
テニスは有酸素運動と無酸素運動が組み合わさったスポーツです。走る・打つ・止まる動作で、心肺機能から筋力・バランス感覚までまんべんなく鍛えられます。
② 脳にもいい刺激
ボールのコースを予測し、相手の動きを読みながらプレーするため、脳の判断力や集中力もフル稼働。いわば「体と脳の同時トレーニング」です。
③ 社会的つながりがある
テニスは一人ではなく、仲間やパートナーと楽しむスポーツ。人とのつながりが心の健康を守り、孤独感を減らすことが寿命の延伸につながると考えられています。
研究でわかった!テニスと寿命の関係
2018年 デンマークの研究
- コペンハーゲン市で約8,500人を25年にわたり追跡
- テニスをしている人は運動しない人に比べて 平均寿命が+9.7年
- 他のスポーツと比べても効果が大きく、ジョギング(+3.2年)、水泳(+3.4年)よりも長寿の傾向が強い
2016年 スポーツ医学誌の声明
2016年に British Journal of Sports Medicine に発表された論文では、テニスを含むラケットスポーツは他のスポーツと比較して「全死因死亡リスク」「心血管疾患関連死亡率」が低いという結果も出ているようです。
自分の体調やレベルに合わせることが一番大切
テニスの効果を最大限に得るには、「無理をしない」ことが一番大切です。ケガしたら元も子もありません。
- 若い頃の感覚で全力プレーは危険。
- 「今日はラリーだけ」「30分だけ」といった軽い運動でも十分。
- ケガ予防のために、股関節や膝まわりを中心にストレッチや軽い筋トレを習慣に。
- 勝ち負けよりも「楽しむこと」を優先すれば、自然と長く続けられます。
💡 Q&A
- Q:体力に自信がなくてもテニスはできますか?
- A:大丈夫です!自分の体調やレベルに合わせて無理なく始めれば、健康効果はしっかり得られます。


プラスα:趣味を長く楽しむための資金計画
テニスを長く楽しむには、テニス用品やレッスン代を無理なく確保できるように資金計画を整えることも大切です。
私はその一環としてNISAなどを活用し、将来、趣味と生活の両立をできるよう準備しています。ご興味のある方は以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
テニスは、ただの趣味ではなく、科学的に健康寿命を延ばす可能性が示されたスポーツです。
50代からでも遅くありません。自分の体調やレベルに合わせ、無理なく続けていくことが、結果的に“人生の質”を高める最良の方法になります。
「楽しくラケットを振ること」が、未来の自分への最高の投資になるかもしれません。