はじめに|「静かに弾けるギター時間」が、大人にはちょうどいい
大人になってから、何か新しいことを始めたくなる時ってありませんか?
時間に少し余裕ができたり、気持ちに余白が生まれたり。
そんなタイミングで「ギターを弾いてみたい」と思う人も少なくありません。
でも、いざ始めようとすると、思わぬ壁にぶつかることも…
- 音が気になって練習しにくい
- 家族や隣人に気を使う
- 夜しか時間がとれない
「始めたはいいけど、音が出せないから続かない」って、本当にもったいないですよね。
そこで今回は、“静かに楽しむギター練習法”をテーマに、
自宅でもストレスなく続けられるコツをご紹介します。
① サイレントギターという選択|音量ストレスゼロで続けやすい
私が最初にお店でアコギの音を聞いたとき、正直、音の大きさに驚きました。
「こんなに響くのか…」と。当時アパートだったので、ギターはあきらめようと思ってたところ
店員さんから。
サイレントギターという“ほぼ音が出ないギター”を教えてもらいました。
これ、本当にすごいんです。
ボディがフレームだけで、弦の振動音しか出ません。
ヘッドホンをつなげば、自分にだけフルサウンドが響くという魔法のような仕組み。
「これならアパートでも練習できる」
「近所迷惑を気にしなくていい」
それで、ギターを始める決心がつきました。
▶ 【後悔しないために】サイレントギターは本当に静か?「うるさい」と言われる3つの理由
② 弾かない練習も、実はとても大事
サイレントギターと言えども、やはりアパートでの夜の練習は気が引けます。そこで、音を出すこと以外の練習というものを取り入れました。
- 指のフォーム練習、ストレッチ
- コードチェンジの確認
- リズムの手拍子トレーニング
これらは全部“音を出さずにできる”練習。
特にコードの切り替えは、テレビを見ながらでも指だけ動かして反復することで、だんだん自然にできるようになります。
「今日は音を出せないけど、指だけでも触ろう」
そんな日を重ねていくと、不思議とギターが生活に馴染んでくるんですよね。
③ ヘッドホン練習で“自分だけの音”に集中する
サイレントギターだけじゃなく、エレキギターやエレアコでもヘッドホン練習ができます。
最近はスマホとつなげられるアンプや、Bluetooth対応のミニアンプも増えてきて、
スマホで伴奏音を流しながら、自分の音を重ねることも可能です。
「夜中にこっそり練習できる」
これって、大人にとってはとてもありがたいこと。
しかも、自分だけに音が聞こえるって、案外集中できます。
“ひとり練習の静かな贅沢時間”を感じるようになりました。
▶ 騒音対策。サイレントギターにエレキ弦でさらに音を小さく。しかも初心者におすすめ。
④ ギター周りの空間を整えるだけで、練習したくなる
気分がのらない日って、誰にでもあります。
そんなときは、練習方法を変えるよりも、空間を整える方が効きます。
- ギターが取りやすいようにスタンドに立てておく
- コーナーに小さな間接照明を置く
- 観葉植物や木の棚でやさしい雰囲気にする
そして、ここでおすすめしたいのがアロマの香りです。
ほんのり香るラベンダーや、すっきりしたペパーミントの香り。
それだけで、なんとなく「ちょっとだけ弾こうかな」という気分になれます。

⑤ 香りのスイッチで、練習が“癒しの時間”に変わる
これは最近私が本気で取り入れている方法です。
ギター練習にアロマを使うというちょっと意外なアイデア。
- 朝 → レモンやオレンジで元気にスタート
- 夜 → ラベンダーで静かに落ち着く
- 集中したい → ペパーミントやユーカリで頭がスッキリ
香りって、「今からこの時間を楽しむんだよ」というスイッチになるんです。
指が動かない日も、ちょっと落ち込んでいる日も、
香りを変えるだけで、ギターとの向き合い方が変わってきます。
まとめ|静かでも、じゅうぶん音楽は楽しめる
ギターは、本当にいい趣味です。
音楽として楽しむのはもちろんですが、
心を整えたり、日々を豊かにする小さなスイッチにもなってくれます。
だからこそ、大人には「静かに楽しむスタイル」がちょうどいい。
- 音を抑えるギターや工夫
- 音を出さずにできる練習法
- 練習空間に香りや灯りを加えるアイデア
できることから、ひとつずつ取り入れてみませんか?
ギターが“やらなきゃ”から、“ちょっと触りたい”に変わったら、それがあなたのリズムです。
